グアムから帰る

15:00発の飛行機が20分ほど遅れる。
サイパン行きの乗客がまだ来なかったため。
サイパン空港に30分ほどで着く。

いったん全員降ろされる。
グアムに比べるとたしかに空港も小さい。
二つあった売店も「ラーメン」の垂れ幕ばかりが目につく。
30分ほど空港で待たされた後、乗り組む。
座席の荷物や、ヘッドホンが新しいものに取り替えられている。
非効率だ。

徐々に暗くなっていく空の中を日本に向かう。

トイレに入ったら、直後に
「これから揺れます。シートベルトをしっかりしてください」
のアナウンス。
こわくて、何もせずに席に戻る。
揺れるのが怖いというよりも、用をたしている状態で、不足の自体が発生するのが怖い。トイレの水が噴きあがるとか、下着姿でトイレから飛び出るとか。
そんなことばっかり考えてしまった。

到着20分前頃から、窓から眼下に街の光が見えはじめる。
そして、関西国際空港らしき光を発見。
そこからかんがえると、あの街は和歌山市だと思われる。

飛行機は、空港の南西から、回り込んで北側から着陸。
おかげで、関西国際空港への国際線の着陸の仕方がよくわかった。

着陸して日本上陸。入国審査は丸顔の男性。愛想がよくもないが、悪くもない。
グアムからの帰国者は検疫はノーチェック。
フィリピンからの帰国者は検疫を受けなくてはならないが、混ざり合ってゲートを通過しているので、係員も区別できず。たぶん、フィリピン帰りでスルーした人もいただろう。係員がたまらず「あなた、フィリピンからの帰国じゃないですか」と痩せたおじさんに言っていた。しかし、その客は憮然として通り過ぎる。どういう基準でフィリピンと、グアムからの帰国を見分けたのか…。フィリピン旅行顔と、グアム旅行顔があるのだろうか。

階段を降りて、荷物チェック。
ヨメがデジタルカメラで一枚撮影したら「撮影禁止です」と非常に丁寧に注意された。しかし、荷物チェックも、どこからの帰国かを訪ねられただけで、そのまま通過。なんだか、変に愛想がいい。
愛想が悪いと、この税金ドロボウ、と思うし、愛想がいいと、不気味だし。
まじめに働いている公務員は損な役回りか…。そんな公務員がいれば、の話だが。

毎回そうだが、先頭で手続き完了。空港の通常空間に出る。
手荷物だけだと、はやい。

JRは寸前に急行が出たところ。20分近く待って、20:13 発で出発。ただ、列車自体ははやめに着いていたので、中で寒さをしのぐ。ゆっくり座れたので結果オーライ。

列車出発。
途中で、ウクレレえいじが乗り込んできた。
スノーボードらしき包みを抱えた、若作りのウクレレえいじだ。
スノーボードを通路いっぱいにのばして置いていてじゃま。
ウクレレえいじ風情のくせに、いばったらだめ。

前のむかい合わせの四人がけ席に座った女性3人組は、熊本から帰ってきたらしい。他にも、スキーや、スノーボードらしきものを抱えた若者がちらほら。

駅でチラッと見えたリボンの騎士が気になる。
結局、京都の手塚治虫ワールドの宣伝ポスターであることが判明。

21:25 頃鶴ヶ丘着。

交差点に、ヤクザが車を停めて、我が物顔の振る舞い。いいおとながみっともない。
まあ、なにはともあれ、帰宅。

ボンカレーでカレーライスを食べて、寝る。22:30くらいに寝る。