ヤマサキミノル

先日ヒストリーチャンネルで、例の911で崩壊したワールドトレードセンター(WTC)のドキュメンタリーを放送していた。
WTC およびその一帯は、ロックフェラー財団の後押しで、当時のニューヨーク市長(財団のトップの弟)が推進した、マンハッタンの再開発計画で今の形になった。これが、1960年代。

その設計のほぼ全体を請け負ったのがヤマサキミノルという日系アメリカ人が率いる設計事務所
ヤマサキミノルは、柱を少なくするために、外壁を強化して柱の数を減らすチューブ構造を発案して取り入れた。画期的な構造で、これによってビルの有効面積が広がった。

しかし、この構造のために、911の際はあのような形の崩壊が発生した。
ただ、一般的な柱を立方体状に連結していく工法でも、結局あのように高速で飛行機が突っ込んでくれば、耐えられなかっただろう、とのこと。

ヤマサキミノル氏について書いている日本語のサイトはほとんどない。
マンハッタンの摩天楼について記したこのサイトが興味深かった。
http://www.seabreeze2.org/ht/skyscrapers.html#20