オリンピック女子マラソン全部見ちゃった

いやー、強かった。野口さん。やんや。やんや。
ラドクリフくんは、いざとなったらホグワーツ仕込みの魔法でも使って勝つかと思いきや、トップを走れなくて、泣いてやめちゃうし。びっくり。トップ独走しないと脆いタイプだったのね。
ゴール後、2位のヌデレバさんも突っ伏して吐いてるし、野口さんもゲーゲーやってたみたいだし、かなりヤバイ状態で走ってたんだなと実感。しかし、ヌデレバさんもかっこよかったな。サングラスかけて、ひたひたと野口さんに近づいてきたときには、怖い!と思いながら、かっこいいと思っちゃった。マトリックスとかに出てきそうだった。

ただ、「日本」のメダル13個目、とかって言ってるけど、おかしいよな。あれは「日本」のメダルじゃなくて、野口さんのメダルだよな。他のメダルだって、大抵そう。むしろ、フジテレビあたりは、少なくとも昨日は「日本選手」のメダルって言ってて、そのほうが正しい。
ただ、フジテレビの場合、ホンダや琢磨やトヨタなどF1に関しての決め文句が「ジャパンパワー」だから、局として良識があるとかじゃなくて、担当するアナウンサーやディレクターの言葉に関するこだわりなんだとは思うが。
まあ、マラソンなんかは、各大新聞社がスポンサーになって大会やってるし、警察や市民もそれに協力してるから、ぎりぎり「日本」のメダルって言いたくなる気もわからんじゃない。谷亮子なんかも、自民党の党大会に出るようなお方だから、いろんな優遇を国から受けてるんだろう。そのうち、自民党から立候補するぞ。たぶん。

しかし、ヨットとか、アーチェリーとか、ああいうのって国がなんらかの補助とかサポートをやってるのかな。競技によっては、アテネまでの旅費さえ自腹って言う選手がいるらしいが…。ほとんど個人的な努力に頼ってるくせに、結果が出たら「日本の」なんて言うなんて、恥知らずな感じがします。まあ、これは、行政が、というよりも、むしろそういう言葉と概念の関係に鈍感なマスゴミの責任なんだろうな。

そういや、去年あたりから、裏金問題でたいへんなことになっているはずの警察庁を監督する立場の国家公安委員会の委員長は、元オリンピックの体操選手。ちなみに、女性です。たいへんな時期なのに、夏休みはアテネオリンピック観戦も含んだ、視察旅行だったんじゃないかな。どうなってるのかな。スポーツ選手出身で政治家になったっていいとは思うが、文書をまともに読み上げることもできない姿は哀れな感じがする。自分の経歴を汚しちゃってるね。今回の選手たちは決してそうはならないで欲しいな。

でも谷亮子は立候補すると思う。そのうち。