BSアニメ夜話は面白かった。
しかし「銀河鉄道999」「カリオストロの城」「あしたのジョー」というラインナップに続いて最終日が「カードキャプターさくら」というのはどうだろう。確かに、アニメ全体を見渡したとき、バランスを考えれば、萌え系を入れておく、というのは見識のひとつだと思うが、もう少し時間が経ってから語ったほうが語られる側にとってもよかったのでは。私が「カードキャプターさくら」だけ見てなかった、ということを考慮に入れても、最終日だけ違和感が強い。
ゲストにしても「批評」的なレベルの言説をおこなえたのは池田氏くらいで、あとは主観的に「かわいい」「ファッションがいい」という程度の言葉しか発していなかったように思う。また、マニアとは異なる視点で語るメンバーを入れるために、素人を入れるのはいいが、よりによって高見恭子はないだろう。悪いけど、高見恭子だけはないと思う。とにかく高見恭子はかんべんしてくれ。
佐藤心なる彼、テレビ慣れしてなかったのかもしれないが、岡田氏が分析的な言葉を期待して話をふってるのに、自分の萌え心をとつとつと垂れるので、岡田氏に「そうじゃなくって」とわざわざ発言を遮られるほど。アレはイタかった。なぜ現実の女性でなくアニメの少女に「萌える」のかということについて説明を求められ「現実のコギャルに内容がないからだ」みたいな誤解を生みやすいこと言ったのは大失敗。岡田氏にしてみればたとえば「萌え」を日本的な「ワビサビ」や「おかし」などに対比して、一般の人にわかりやすく説明して欲しかったんじゃないかなあと思う。活字専門に活動してる人なんだろうから、テレビでそういった当意即妙の対応を求めるのは気の毒ではあるけども。
最初の3日間は面白かっただけに最終日で株価暴落。ブラックマンデー。
高橋留美子の「うる星やつら」とか「めぞん一刻」あたりをやったほうがよかったのでは。
第2弾があるとしたら、なにが入るかな。
少し時間が経ったほうがいいと思うから、「エヴァンゲリオン」とか「攻殻機動隊 S.A.C」とかははずすとして、高橋留美子以外になにがあるんだろ。ガンダムは予定してたのにはずされたみたいだけど、やっぱり入れるべきだよな。そういや、岡田氏が安彦良和の名前を出してくれたのはちょっとうれしかった。安彦良和信者なので。
「サザエさん」はやるべきかな。しかし、アニメーションとしてみるべきものがあったのだろうか。「まんが日本昔話」とかは意外といろんな実験をやってたと思うけどどうなんだろう。
「竜の子プロ」系はどうだろう。「ガッチャマン」「マッハGo!Go!Go!」あたりは海外での反響もあるし、意外とそのあたりを攻めてくれると面白くなりそう。
