お決まりの文句

1-800-F1-News の掲示
http://www1.wisnet.ne.jp/~matunaga/bbs/f1forum.cgi

には、いろんな人が出てくる。
最近もある人が登場して、佐藤琢磨に否定的な書き込み(才能がないとか、ありがちなやつ)をおこなっている。
内容は、まあ、ありがちなアンチなので、取り立ててどうということはないけど、メディア関係者というわりにひどい文章。まあ、カメラマンもメディア関係者だし、もっと言えば、新聞配達の人も「メディア関係」だと思うので、文章力を求めてはいけないんだろう。
しかし「佐藤琢磨は才能がないから早く他のドライバーに変えたほうがいい」というこの手の煽りはいい加減飽きたなあ。こういう書き込みをすると、必ず誰か釣られる人が出るからあえて書いちゃうんだろうけど。話す相手がいないさびしい人なのかな。
人それぞれだから好きなことを言ってればいい、自分の意見は変えない、ってことなら、掲示板に書き込む必要ないと思う。

私も以前は掲示板に書き込みしてたこともあるけど、特に日本人ドライバーに関するものは感情的な言葉が多くなりがち。また、うまくいってない場合もその原因についてある程度冷静に分析したり、推測することができず、とにかく「才能がない」から「やめろ」とか「降ろせ」という類の浅いやり取りになってしまうので、楽しくない。

才能があるか、実力が発揮できるか、いい成績を残せるか、ということは、結局のところチーム監督などでもわからないのであって、だからこそ、いろんなドライバーを乗せてみて失敗したり、うまくいったりしてるわけだ。それなのに、マシンがどの程度のものなのかわからない素人が1年に全部合わせても数十時間しかない中継を見ただけで、才能のあるなしを判断できるはずがないんじゃないかな。

だから、たとえそれがパンターノであっても、まだちゃんとドライブして、最近はたまにいいところにいたりするじゃん。

そんな風に、F1 の場合、応援するドライバーがうまくいけば素直に喜び、うまくいかなければ、その原因について、あれこれ考えるのも楽しみの一つだと思うのだが、うまくいかないといきなり「ダメだ」「タコ」「やめちまえ」になってしまう。

「アンチ」の正式の定義なんてものはないんだろうけど「冷静に見て低い評価をしている人と違い、とにかく「嫌い」という感情が先にたって、すべてそれを前提に見てしまう人」と定義すると、楽しくなさそうな気がするがどうだろう。

私は、たとえば今走っているドライバーの中では、感情的な点で、ライコネンはあまり好きではない。しかし、今年のようにマシントラブルが続くと、それとは別に気の毒には思うし、活躍すれば「ほーっ」って思う。別に嫌だとは思わない。そのあたり、仮想敵国を作って徹底的に貶めることで盛り上がる(んっ!今話題の中国の反日教育?)みたいなのが楽しいんだとしたら、私にはその感覚わからないなあ。