I,ROBOT

最初は映画館で見るつもりなかったのだが、TV Bros の映画評で、評価が非常によかったのもあり行ってみた。結果からすると、いかがなものか。まあ、レイトショーで1,200円になっているし、そのくらいの価値はあるかな、という程度。TV Bros の超高評価の理由は正直言ってよくわからず。

特に、原作となっているアジモヴの作品と比べると、大味になりすぎという感が強い。
また、朝「イノセンス」が届いて、チラッと観たところだったので、それと比較した場合の浅さが、より際立ってしまった。

なお、ロボットに「ゴースト」が宿る、という表現も出てくるが、どうも押井守の「GHOST IN THE SHELL」の影響が感じられた。主人公の体に関する件も含めて。「ゴースト」をこういった文脈で使うのは、もちろん押井守がオリジナルではないわけだけど。

あと、最後、ロボットたちが「解放」される、ということなのかもしれないが、それは具体的にどういうことなんだろう。独立国家でも作るのか。元の従順な下僕に戻るのか。