堤義明の姑息な陰謀

堤義明の父親は西武グループ創始者参議院の議長だったのに、堤家は徹底した節税対策でグループを拡大してきた。節税といえば聞こえがいいが、言ってみれば法律の穴をみつけてそれを利用して資産を増やすわけだ。一般大衆にとっては生活の知恵と言えても、立法府につながりを持つ企業家がそれをやちゃっちゃ問題だろう。

グループが出した利益で土地を買って、利益を名目上減らして課税額を減らす。それを繰り返して大量の土地を購入した。そうやって資産を増やしていく。

あげくのはてが、今回の有価証券報告書の偽造。インサイダー取引を目的とした詐欺行為。

【緊急レポート】インサイダー行為なのか!? ライオンズ売却/コクドを暴く! [株・株式投資] All About

あと、ネット上には情報がないのだが、この不正に秘匿されていた株については、愛川欣也のパックインジャーナル日刊現代の二木氏が次のようなことを言っていた。

  • 1970年代 ホテル・ニュージャパンで有名な横井英樹西武鉄道株を買い占めようとした。
  • 堤はこれを買い戻すために、小佐野賢治児玉誉士夫に依頼して裏工作をさせた。
  • 不法な方法も使ったので、買い戻した株を公開することはできず金庫に30年間しまっておいた。
  • 2004年11月?に法律改正で株所有に関するルールが厳格になり、そのままにしておくとやばい状態になった。
  • そこで、駆け込み状態で必死に関係のある相手に株取得を持ちかけた。

これが本当だとすると、もう道義的責任とかじゃなく、明確に犯罪者だよな。さて、どうなることか。しかし、テレビではこの話全然でない。やっぱり日本の腰抜けマスコミにとっても西武グループはお客さまなので、公正な報道はできないってことかな。しょーもな。