仮面ライダー響鬼 かなりすごいことに

物語の中心をしっかり流れていた少年の成長物語はなおざりになっている。もう六万人くらいからツッコミが入ってるが、少なくともプロデューサー交代前までは、日菜佳が轟鬼に熱を上げてて、轟鬼としては、たじたじという感じだった。それが、なんの必然性もオチもなく、双方了解の恋人同士のような描かれ方をしてるわけで、違和感バリバリ。

アクションシーンのカット割のキレもなくなっている気がするなあ。伊吹鬼の初めての変身シーンなんてかっこよかったけどなあ。

魔化魍が街中に出現しているが、これって普通はありえないわけで、何か異常な事が進行しているはず。何らかの謎解きや、説明があればいいが、それもなし。以前はそういった描写をしっかり行っていたが、そのあたりも省略。というか、思いつかなかったのかな。

大勢の人々が魔化魍に追い回されても、後はほったらかし。あれだけ派手にやったらテレビでニュースになったりするんじゃないの?

次回予告。変身忍者嵐にはびっくり。あと、斬鬼の師匠「朱鬼」役は、あの片岡礼子らしい。

http://d.hatena.ne.jp/eichi44/20051009/p2#c

片岡礼子といえば「二十歳の微熱*1」で映画デビュー。「愛の新世界」も評判になった。なんというか、まあアート系、単館上映系の畑で話題になった女優。なぜか突然東映の創立五十周年記念大作「北京原人 Who are you?」に抜擢。北京原人を安心させるために、緒方直人と一緒に、意味もなく中途半端に上半身の裸体をさらしたことで、それまでのキャリアをふいにしてしまった。最近はアングラ系のVシネなんかで裸をさらしてがんばってはるようだが、とうとう仮面ライダー

いや、仮面ライダーなら北京原人の100倍ましである。出来れば、29話までに出といたほうがよかったと思うが、今みたいな状態になって登場するとは、やはりつくづく運の悪いお方…。

*1:袴田吉彦のデビュー作でもある