へんな夢

なぜか大型電機量販店の前に自転車をとめてチェーンをつけてから建物に入る。建物の中は大学の教室になっていて、講義を受けている。なんの講義かはわからない。しかし、前の席で小さな手帳にメモをとる。もう12月だ。下期の講義は9月に始まっているので、前半は出ていない。取り戻さなくては、と思って必死だ。


講義が終わって部屋を出る。自転車を探すがない。これはショックだ。5万円もするマウンテンバイクなのに。同志社大学の構内で自転車を盗まれるとは。なぜかここは同志社大学になっている。私とは何の関係もないのに。同志社大学のキャンパスは広い。自転車を探して歩き回る。建物の脇は畑だ。畑の奥に放置された自転車が半ば土に埋まっているので見に行くが私の自転車ではない。畑のやわらかい土に足をとられる。


最寄の駅にもどる。へんなヤンキー高校生が歩いているようなイケてない駅だ。意外とひらけている。ヤンキー高校生が盗んだのだろうか。私の自転車を。しかし、見つからない。


大学側にもどる。歩き回る。牛舎みたいな建物がある。大学のサークルの建物だろうか。ほとんど屋根しかなくて、床は土だ。そこには放置されタイヤがなくなった自転車が土に埋まっていたりする。同志社大学ってなんだか荒れ果てた感じだなあ。


キャンパスのはずれは公園のようになっていて、緑が多いがそこにも自転車が埋まっていたりする。しかし私の自転車はない。駅からずいぶんはなれてしまった。だらだらの上り坂の道を駅の方角に歩く。途中にバス停がある。バスが停車している。待合のベンチでギターを持ってへんなゆずみたいな曲を歌っている若いやつがいる。バスの窓から女子大生が顔を出して一緒に合唱している。へんなの。バスに乗る必要はないぞ、と思っていたがいつの間にかバスに乗っている。右側の座席にバスの先頭に向かって座る。一人がけの椅子だ。


バスが発車する。45度以上の急な上り坂に差し掛かる。ちょうどその坂の途中にバス停がある。「心斎橋」というアナウンスが流れる。なぜ、ここが心斎橋なのかわからない。心斎橋のバス停で、バスは停まったが、ブレーキがきかず、ズルズルと後ろに向かって坂を落ちていく。坂の下には交差点があるので、横から車が突っ込んでくるんじゃないかと思いドキドキ。窓から少し離れて座って我慢する。こわいこわい。いつの間にか交差点をバックで曲がってバスは停まった。


もう一度トライするのだろうか、と思っていたら次のバスがもう来ている。どうするんだろう。あ、坂の下で停まって客を降ろしている。そうだろうな。坂の途中じゃ危ない。
私が乗ったバスも同じように坂の下で停まる。


目が覚めた。


よかった。自転車盗まれてない。あれは夢だ。幸福感に包まれる。6時少し前だった。手洗いに行った後、忘れないようにヨメを起こして今の夢の話をしておいた。赤ん坊も巻き添えで目を覚ました。ヨメは迷惑そうだった。