F1 バーレーングランプリ

リアルタイムでは観ていたのだが、まだ、チームとドライバーの関連があやふやで、終わったあとの頭の中の整理ができていなかった。

http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/bahrain/0312/result07.html

ちょっと復習してみる。

チーム順位

単純に上位に入ったマシンの順位でカウントする。

1 ルノー
2 フェラーリ
3 マクラーレン
4 ホンダ
5 ウィリアムズ
6 レッドブル
7 トロロッソ
8 BMW
9 トヨタ
10 ミッドランド
11 スーパーアグリ

エンジン

エンジン別に順位の平均を取ってみる。一応リタイアしたマシンもカウントしている。

1 メルセデス 4.0
2 フェラーリ 7.3
3 コスワース 9.3
4 ルノー 11.0
5 ホンダ 14.0
6 BMW 16.0
7 トヨタ 17.3
  • 意外とコスワースがいい。特にトロロッソを含んでいることを考えるとこの結果は上々だろう。しかし、トロロッソコスワースエンジンは例のV10だから、規制が強められちゃう可能性がつよいかも。
  • トヨタはとにかく全滅。しかも、最高位がラルフの14位。しかも、16位のトゥルーリの次がミッドランド・トヨタの生き残り、アルバースである。フェラーリを上回る資金をつぎ込んだチームが、昨年の優勝チームルノーから引き抜いたガスコインが一から設計したマシンでこの有様である。ドライバーのコメントを見ても、マシンに致命的な問題があるとの認識のようだ。
  • ホンダが伸びなかったのはスーパーアグリがあるからで、ホンダワークスだけならフェラーリの後ろ、3番手になるはず。しかし、コスワーストロロッソを抱えているのだから、そういう計算は意味がないだろう。

最速ラップ

http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/bahrain/0312/fastest.html

  • ウィリアムズのロズベルグが最速ラップを出している。デビュー戦で最速ラップはすごい。ウィリアムズはウェバーも4番手につけているので、ウィリアムズのマシンは一発があるということだろう。
  • マシンに問題があったバリチェロフィジケラ、反則気味のトロロッソを除くと、下位の序列は明確だ。レッドブルBMWトヨタ、ミッドランド、スーパーアグリ
  • トヨタはここでもブービー2チームを達成している。一発の速さも、レース全体を通した速さもないってことだから、致命的。

スピードラップ

http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/bahrain/0312/speed.html

  • ハイドフェルドの2番手が目を引く。あと、トロロッソの二台も6番手と7番手を占めている。トロロッソのスピードが出ているのはやっぱり馬力の影響だろう。BMWは直線番長的なマシンなのかもしれない。コーナーが弱いんだろう。
  • レッドブルはスピードは出ていないが、レースでは中位以上につけているので、マシンのバランスがよさそうだ。
  • トヨタはここでも14番手のラルフがやっと。スピードもなく、コーナーもイマイチでレースもダメ、と三重苦だ。

総括

  • とりあえず、トップを狙えそうなのはルノーフェラーリマクラーレンの3チームか。
  • ホンダは、うーん、BARの伝統でやはりピットインで順位を落とす。いざというときに遅い感じがする。まあ、どうでもいい。セカンドグループの匂いがする。
  • トロロッソに対する規制は強まるんじゃないか。少なくとも新しいレギュレーションに合わせた上で成績が思わしくないミッドランドやトヨタからはクレームが発生するに違いない。
  • 中堅はウィリアムズとレッドブルの2チームで決まりかな。
  • トヨタはミッドランドと一緒にブービーグループを結成することになる可能性があるが、なんとか抜け出したいだろうなあ。
  • スーパーアグリはがんばってくれ。個人的に今回の第三期のF1へのかかわり方で、ホンダという企業が嫌いになった。そのため、素直に応援はできないが、ゼロから4ヶ月でマシンを走らせたチームのスタッフには罪はない。もし今年バトンかバリチェロが優勝しても、うれしくもなんともないが、スーパーアグリがポイントを取ったら結構うれしいかもしれない。