世界の中心で愛を叫んだけもの

昨日、ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」を読んだ。冒頭はウィリアム・スタログという男が毒や時限爆弾を使って無差別殺人をおこなったあげく、最後はフットボールゲームの会場で観客をM-3マシンガンで44名を撃ち殺した、という描写からはじまる。
いやだなあ、同じころ米国のバージニアでは実際にそれと同じようなことをやってしまった男がいて、長崎では暴力団の男が現職の市長を銃撃して心肺停止に追い込んでいたのだ。

バージニアの男については中国人であるとか、韓国人であるとの情報が錯そうしていたようだ。結局韓国人留学生 Cho Seung-Hui であるということになったようだ。ウィリアム・スタログは44人撃ち殺しているが、この男は33人を殺して自殺したようだ。32人を殺して、自殺したのかもしれない。