やはり社会保険庁のボーナス返上の話が...

MSN毎日インタラクティブより

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070626k0000m010107000c.html

年金問題:「全職員、賞与の一部自主返納を」社保庁長官

 社会保険庁村瀬清司長官は25日夜、記者会見し、年金記録漏れ問題への反省の意を示すため、村瀬氏自身6月の賞与全額(約270万円)を返納するほか、約1万7000人の全職員に賞与の一部自主返納を求めることや、社会保険事務所長以上で退職したOBにも同等の寄付を求める考えを明らかにした。全職員に自主返納を求めるのは初めてで、OB分も含めた返還額は合計約10億円に達するという。村瀬氏は「国民に心からおわびする。自主返納だが賛同していただけると思う」と語った。

 長官以外の現役職員の返納額の目安は、審議官級の指定職が2分の1(5人、返納額100万円前後)▽課長級4分の1(9人以上、同40〜45万円)▽社保事務局長、同事務所長8分の1(354人、同15〜17万円▽係長、事務所課長など10分の1(約1万人、同7〜13万円)、一般職員20分の1(約6000人、同2〜3万円)。

 また、OBも基礎年金番号を導入した97年以降に社保事務所長以上で退職した人を中心とし、長官経験者ら一部幹部には、62年の社保庁創立時からの在籍者に協力を求める。同庁に出向経験のある厚労省現役職員にも自主返納を求める。

 これに先立ち、安倍晋三首相は首相官邸塩崎恭久官房長官柳沢伯夫厚生労働相と会談し、賞与全額を返納する方針を決めた。公職選挙法の規定で議員歳費分は返せないため、法的に可能な上限額を返納する。財政再建の模範を示すとして既にカットしている分を除いた返納額は首相が73万円、官房長官は54万円、厚労相は50万5000円。

 このほか武見敬三石田祝稔両副厚労相松野博一菅原一秀政務官や辻哲夫厚労事務次官も全額を返納する。【吉田啓志】

毎日新聞 2007年6月25日 21時52分 (最終更新時間 6月25日 23時03分)