ハンガリーGP決勝

とにかくスタジオが西岡アナウンサーだったことで一安心。フジテレビもやっとわかってきたかな。(笑)

今宮氏によると、昨日の予選の後、雨が降ったらしい。ちょうどF3000のレースが始まるころ。そのためF3000レースはセーフティーカー先導でスタートしたとのこと。そのため昨日までの予選でコースについたラバーグリップがはげてしまっているらしい。ただ、前座レースは行われているので、ゼロからというわけではないようだが。

レース開始後、フォーメーションラップでいきなりバリチェロのスタートが遅れてドキッとした。結局なんとかスタートした。あれはなんだったのか。フェラーリはレース中も燃料注入用のホースの根元を弄り回したりしていた。結局問題なかったのだろうが。

やはり今回もルノーだけが飛びぬけてよいスタート。アロンソは簡単にバトンをかわし、ストレートの途中で簡単に佐藤琢磨の前に出る。佐藤琢磨のスタートはフェラーリの2台、チームメートのバトンに比べて決して悪くないのだがルノーの異常なほどのスタートダッシュには打つ手がなかった。アロンソに抜かれたため、1コーナーをアウトから回った佐藤琢磨はトラクションを完全に失って、彼の得意技であるオーバーテイクに勝るとも劣らない見事な抜かれっぷり。バトン、モントーヤライコネントゥルーリの4台に、アロンソを加えてなんと一挙に5台に抜かれる。なんというか、良くも悪くも派手な男だ。私は好きだ。

9周目にライコネンがスローダウン。ライコネンはオフィシャルに対する態度の悪さをはじめてあまりいい印象を持っていないのだが、これではあまりに不憫。しかし、これで佐藤琢磨が8位から7位にランクアップ。上位陣で最後、バトンの次の周に1回目のピットを済ませ、ペースの上がらないトゥルーリに追いつく。しかし、佐藤琢磨トゥルーリにずっと抑えられてしまいペースが上がらなかった。そのため、2回目のピットインを上位陣では最初に決行。トゥルーリはペースは上がらずピットイン、アウトで佐藤琢磨にかわされてしまう。これで佐藤琢磨は6位。トゥルーリはエンジンに問題が出てしまったようでレースを終えてしまう。かわされるトゥルーリをモニターで見たブリアトーレは露骨に嫌悪感をあらわすが、CSの中継メンバーは、あれではかわいそうだという声をあげていた。いやほんと。佐藤琢磨は3回目のピットで、ペースがよいピッツォニアにかわされそうになるが、ウイリアムズのピット作業が手間取ったため何とか6位を死守する。

今回の佐藤琢磨の成績はスタート直後のあまりに激しいランクダウンと、ライコネントゥルーリピッツォニア三者の不幸による幸運の結果だった。

結局フェラーリは別次元の走りで1位、2位を独占。アロンソもずっと一人旅を続けて単調なレースを3位で終える。テレビ画面にほとんど現れなかったモントーヤもパフォーマンスを上下させながら、4位でチェッカーを受ける。

期待された2台のBARは5位、6位どまり。