美瑛

ペンションWE
7時から朝食。美味しくいただく。コップ一杯の牛乳も飲んでしまう。
拓真館
最初は空手道場かと思った。美瑛を有名にした一人、写真家の前田真三氏のギャラリーとして無料公開されている場所だった。元学校の講堂を改造して作られたらしい。きれいなギャラリーだった。オリジナル写真は7万円くらいだった。小さい版が数万円。絵葉書やポスターになるとずいぶんお値打ち。しかし何も買わずに見るだけ見て帰る。写真買ってもきっと眺める機会はほとんどない。それくらいなら、また美瑛に来るよ、ってなもん。リッチなんだか、しぶちんなんだか。そういや、ここの専用駐車場1,500円。高すぎ。誰も停めてない。少し上にあるお店の広い駐車場に停めて歩いていく。
美瑛
美瑛のプロであるS田さんオススメのスポットのいくつかに連れて行ってもらう。堪能。しかし、ヨメはたまねぎを入れたコンテナばっかりに注目。あと「カルビーポテト(株)」というネームの入ったジャガイモようのコンテナにも反応する。景色よかそっちに反応jするヨメの不思議さよ。
十勝岳
ずっと頂上付近が雲で隠れていたが、さすが晴れ女S田さんのパワーで全体が見えるようになる。たまごのカラザみたいな変わった雲があったが、それは火口から出る噴煙だった。
Aコープ
美瑛最大のマーケットプレイス(だと思う)。日本の農業を支える農協が経営するAコープに買い物に行く。とりあえず、美瑛特産の乾いたおつまみコーンを入手。ジャガイモ安い。かぼちゃ安い、米安いと喜ぶが、そりゃ産地だからさ、物流費用はないもの。これを持って帰る手間を考えたら、大阪で買ったほうがいいんじゃないか。しかし、どうしても190円のとうもろこしを買いたいとのこと。3本で190円は安いと力説。大阪だと一本100円するらしい。ふーん。300円で3本買ってもええやん、と思うが、皮のついたままのとうもろこしを持っているヨメが「となりのトトロ」の「メイ」に見えたので、やむなく許諾。どうせ私のリュックに収納されるのである。
ものすごく硬いかぼちゃ
S田さんが呼ぶので、行くとものすごく硬いかぼちゃを教えてくれる。なぎなたかぼちゃじゃなくって、なんだったっけ。遠目にはS田さんと歓談しているように見えた眼の真ん中に寄ったおじさんがなんだか言ってるが聞き取れない。美瑛の方言かと思ったが、どうもそうじゃないような気もする。私も小学生まで札幌に住んでいた元北海道人だがそういうレベルではなく理解不能ジャパニーズスマイルでその場をしのぐ。おじさんは去っていく。硬いかぼちゃを買って欲しかったのだろうか。
ヨメノロノロ
S田さんの旦那さんから電話があり、美瑛の駅前に着いたとのこと。早速車で向かおうとするが、ヨメがAコープから出てこない。中に入って様子を見ると都合3度目でレジに並んだところだった。しかも前の客が宅配か何かややこしいことになっているので、いつまでも待っている。どうしてそんなとこに並ぶのだ。もーっ。とイライラ。しかし、ヨメは幸せそうな顔で買い物完了。
マルタ
ログハウス風の店に到着。11時30分。入ったら愛想がゼロに近いマイク真木と奥さん。目当てのオーブンサンドは、前に来ていた団体が注文しちまって、すでに売り切れ。何を食べるか悩む。決まってからも、注文できるまで15分。出てくるまでに30分。食べてたのが15分。全部で1時間。これだけ書くとハズレと思われるかもしれないが、やむなく食べたカレーなどのメニューもオリジナリティあふれてて美味かった。さすがマイク真木である。真木蔵人のお父さん。最近真木蔵人はどうしてるのだろう。
あげ芋
広い花園のある丘で巨大なあげ芋を買って食す。眼のパッチリした垢抜けた薬師丸ひろ子が田舎に引きこもったような店の娘さんが、オマケとしてビニール袋一杯のゆでたとうもろこしをくれる。よっぽど売れてなかったのだろうか。その日最初の客でうれしかったのだろうか。すれ違う旅行客はみんな韓国人だった。言葉を元に判断しているので、北朝鮮人の可能性もあるが、彼の国で自由に旅行できるのはデゼニーランド好きの正男さんくらいだからたぶん違ったはずだ。