ターミナルサービス:ターミナルサーバのモード?

ライセンスサーバーは利用できるようになったようだが、やっぱりクライアントからは接続できない。どうも、Per Device(接続デバイス数ライセンス)のモードと、Per User(接続ユーザー数ライセンス)モードにずれがあるような気がする。

http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/techinfo/overview/termservlic.mspx」の15ページに「ターミナル サーバーのライセンス モード」という項があり、こんな記述がある。

既定では、Windows 2000 を実行しているターミナル サーバーが Windows Server 2003 にアップグレードされると、Per Device モードに設定されます。ただし、Windows 2000 を実行しているターミナル サーバーが インターネット コネクタ モードにある場合は、Per User モードに設定されます。

なんだかわからない。上で述べているのは大きな選択肢の中の一部だと思うが、その他の場合にどうなるかはここには書いていない。どうも、初期値は「Per Device」モードのようだ。

どんなライセンスを購入したか、詳しいことを知らなかったので「ターミナルサーバーライセンス」の画面で確認すると、「製品」欄に三つの項目がある。

うち「Per User CAL Token」は合計が「3」利用可能も「3」発行済みが「0」。
「一時ライセンス…」は合計が「-」利用可能も「-」発行済みが「6」*1
「既存の Windows 2000 Server…」は合計「無制限」利用可能「無制限」発行済み「0」。
これを見る限り、購入したのは「Per User CAL Token」だ。しかし、初期値では「Per Device」モードになっている。これが、つながらない原因ではないか。

そこで、これを変更する場所を探した。「管理ツール」の中の「ターミナルサービス構成」にそれらしい項目があった。「サーバー設定」の欄に「ライセンス」という項目があり「接続デバイス数」となっている。

そこで「ライセンス」のプロパティを確認すると「接続デバイス数」と「接続ユーザー数」を切り替えられるようになっていた。早速切り替えて、ターミナルサービスライセンスのサービスを再起動する。

そこで、手元のマシンからこのサーバーに「リモートデスクトップ接続」を使ってアクセスしてみた。今まではエラーメッセージで進めなかったが…。成功した。問題なくつながった。

*1:評価のために6台のマシンから接続していたが最初に接続してから120日経つと、そのマシンからの接続が強制的にできなくなってしまう。その履歴だ。