13坪の家の1階に理髪店の店舗と台所兼ダイニング。奥にトイレと脱衣場のない風呂。トイレは、ダイニングに直接扉がある。理髪店の客がトイレを借りると、食事中の家族の後ろを通って、扉一枚隔てた場所で用を足すわけだ。だから「気まずい家」。
2階の廊下は業務用のタオルの物干し。なぜか、寝室には2台のダブルベッド。生活空間がないなあ。
壁を取っ払ったら、ひどい工事。唯一の安っぽい金属製の柱は梁に届かず、木っ端を間に詰めていた。ほんと建築業界腐ってるな。少しは風通しがよくなってるのかな。
家の裏も道路なので、玄関をつけてプライベートの玄関がない問題は解決。今までなぜそうしなかったんや。店専用のトイレを作って、気まずさの原因を消し去った。店以外の1階部分はトイレ、浴室、脱衣場、洗濯機を設置した少し広めのスペース。2階にキッチンとリビングダイニング。コンパクトだが必要十分な広さにまとめている。その脇には夫婦の寝室兼用と思われる和室。以前屋上階段だったトップライト下に物干し。子供部屋は狭いが勉強机が余裕を持って設置され、寝るのはロフト部分。小さな女の子がロフトに登るのはたいへんな気もするが、面積に制限があるから、こうならざるを得ないよな。
13坪＝42平方メートル。この2階建てだから、80平方メートル強。ここに店舗と住空間が詰まっているのだから、これはなかなかすごい。
