ＳＦ進化論〜月世界旅行からスタートレックまで

ヒストリーチャンネルで「ＳＦ進化論」の放送が始まった。原題は「FANTASTIC VOYAGE: EVOLUTION OF SCIENCE FICTION」。先週までヒストリー・オブ・ロックンロールを放送していた枠だ。

ヒューゴ・ガーンズバック、ジョン・キャンベルなど初期SF界を牽引した編集者たち。バローズのターザン、初期のB級テレビシリーズ*1、フラッシュ・ゴードンなどが生まれ、人気を博す経緯。それらに続くハインライン、アシモフの登場などを要領よく、貴重な映像を交えて紹介していく。充実していた。

バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248)

コメンテーターとしてサミュエル・R・ディレイニーが短時間だが登場したのでびっくり。ディレイニーはいわゆるニュー・ウェーブSFの代表的な作家。私にとってベストSF作品は彼の出世作「バベル17」なので感動した。顔を表に出さないタイプの作家のはずで、たとえばハヤカワ文庫では通常ブックカバーの裏表紙部分に作家の顔写真と略歴の紹介があるのだが、ディレイニーの顔写真が載っていたことはない。こんなところで顔を拝めるとは思わなかった。

検索したら、昨年 DVD が出ていた。ヒストリー・オブ・ロックンロールに続いて、欲しくなるシリーズだ。でも少し高い。2時間番組で1万円だ。うーん。

SF 進化論 ~月世界旅行からスタートレックまで(前編) [DVD]

2月8日、9日あたりに再放送をやるみたいなので、録画しとこ。

*1:500年後の世界だったか