まいった。
天候の激変は興味深いし、ミハエルが最後尾に近くなるなどレースを面白くする原因を作ってくれたが、なんと佐藤琢磨がアウトラップでスピン＆クラッシュ。時間計測されるアタックラップじゃなく、アタックラップの前のどうでもいい周回で派手にスピンしてしまった。これはあんまりだ。たしかに、急激な天候の変化はあった。しかし、ドライタイヤで走っている最中に急に土砂降りになったマッサは途中でまともに走れないことがわかって、自発的にマシンを壊さず停車したようだ。ミハエルにしても危ないシーンはあったがスタンダードウェットで何とか走りきった。その次に出たにもかかわらずクラッシュしてしまうというのは、プロとしてはかなり痛いミスだ。
非常にクレバーで日本人離れした強い自己主張。しかし、意外とこういうボケをかます。それは昔からの佐藤琢磨のキャラクターであり、魅力でもあるが、今回のはどうしてもいただけない。
マシンの出来も悪いみたいだし、今年は今のところあまり期待できそうもない嫌な予感。
