下妻物語 もう一回観る

たまたまチャンネルを変えたらやってた。ちょうど冒頭部分。
結局最後まで観てしまった。眠い。

しかし、映画はおもしろい。いや、ほんと、この映画いい。
ベルサーチとか、ジャスコとか、尼崎とか、固有名詞を連発して笑わせるのは「品のいい」事じゃないようだが、逆にここまでやると古典になりうるんじゃないかと思うくらい。
将来ジャスコやベルサーチがなくなっても、これはこれで観てて楽しいんじゃないか。
筒井康隆の時事ネタの小説が、なぜか色あせず楽しめるように。

音楽の菅野よう子の存在も大きいな。音楽が絶妙だもの。

深田恭子の演技っていうか、セリフ回しは完璧。最後の啖呵だけ、声の細さが出て迫力が足りなかったけど。それ以外は見事。人を小馬鹿にした感じのセリフはばっちり。地か?

土屋アンナはとってもいいけど問題あり。モデル出身のためか、どこか服の着こなしが垢抜けてしまう。あのダサい特攻服着てても、かっこよくなってしまう。そこに違和感。服装のセンスがない私が見ても、ヤンキーはかっこ悪い。激しくかっこ悪い。いや、多分誰から見てもかっこ悪い。というか、脳の美意識部分に何らかの障害があるとしか思えないもの。

中学のころ、同じクラスのアホなやつが自分で剃り込みを入れてたが悲惨だった。左右のそりこみ状態があわずにどんどん剃っていって、最後にゃ耳の横まで細く剃りこんでた。
家庭に何らかの問題があったのだろうから気の毒だけど、喜劇以外の何者でもないだろう。ギャグかそれ、って言いたかった。言わんかったけど。笑わせるつもりか。結局坊主にしてたなあ。オチか、それ。文字もまともに書けないやつだった。意外とひとなつこかったけどな。頭悪かったやんなあ。ご愁傷様。

小説では続編が出てるようなので、ぜひ読んでみよう。Amazon で注文しようと思う次第。

あ、今回気がついたけど、女王の教室に出てた進藤さん役の子が、深田恭子の子供時代の役で出てるんだよな。

あと、DVD特典か何かになってる阿部サダヲ主演の「外伝」も続けて放送されてたけど、かたわれが安達祐実と結婚したスピードワゴンが出てた。高校生役はかなり無理があったぞ。