カンフーハッスル

歯医者の帰りにDVDを二枚借りた。
半額キャンペーンやってたためだ。

二枚で当日。315円。安いでしょ。

当日といっても、翌日の10時に、TSUTAYAがオープンするまでに返せばいいので、結構時間がある。

少林サッカーに比べて、おもしろくない、とのうわさで今まで見てなかった作品。

おもしろいじゃん。かなりおもしろいじゃん。
チャウシンチーは特に中盤、ほとんど目立った動きがなく、脇役メンバーの大活躍で話は進んでいく。安アパートで、細々と暮らす愛想のいい商売人たちが実は武術の達人だったというところ。周りを見渡せばいくらでもいるような、普通な外見のおじさん方が、封印していた武術を使って大量のヤクザを圧倒的な強さで撃退するシーンでまず心をわしづかみ。その後も、意外な人物のすごい技が炸裂し続ける。さすが白髪三千丈の国である。大げさな表現には四千年の歴史があるのだ。

冒頭「もうサッカーは飽きた」と言って、子供のサッカーボールを潰す楽屋ネタも入れつつ、ベタなギャグを積み重ねるチャウ・シンチーの笑いは、ヨメのツボにはまったようだった。転がって笑っていた。

最後にチャウ・シンチーがネオになるところは、まあ、意外性はなかったけれど、それまでの部分で十分堪能できるので「想定内」の展開にも文句をつける必要なし。
アイスクリーム売りの娘さんの可憐な美しさにも、萌え〜っ。