雛人形を買ったのだ

多分、一生自分とは無関係と思っていたものを買ったのだ。しかも、親が送ってきた金で。雛人形


七段飾りはたいして広くないマンションには大きすぎるので、三段飾り。当初は男雛、女雛だけのものにしようという話だったが、実は私自身はそれじゃ少しさびしいなと思っていた。男雛、女雛だけだと、居間の置物みたいで雛人形という感じがしない。


結局、ヨメが高島屋にいって決めてきた。それが三段飾り。今日実際にそれを観にいった。結構でかい。縦横高さがすべてほぼ一メートル。まあ、これなら雛人形らしいだろう。2月に入ったら家に届くらしい。少し楽しみだ。置き場所には困るが。


売り場では、なぜか雛人形のとなりに市松人形が飾ってあった。夏の恐怖番組で髪が伸びてくるやつだ。不思議に思っていたら、ヨメがアホに言うような口調で教えてくれた。
長女には雛人形を買って、次女以降には市松人形を買うらしい。でかい雛人形を姉妹全員に買ってやることはできない。しかし、何も買ってやらないのはかわいそう。そこで、夏になったら髪が伸びて、深夜に襲ってくる市松人形を次女以降には買い与えるそうだ。あんまりだ。あんまりだ。私は次女になる可能性はもうないのだが、次女にはなりたくないものだ。