オスメントくんよ、君もか

ハーレイ・オスメント君といえば、シックスセンスで幽霊が見える子供役を見事に演じ、キューブリック脚本、スピルバーグ監督の大作「A.I.」では、主役のロボット少年を演じた名子役だ。

しかし、私は心配していた。大ブレイクしてしまった子役は悲惨な行く末を辿ってしまうからだ。
もっとも有名なのはなんといっても本当に自分自身がホームアローンになっしまったマコーレ・カルキン。彼は悲惨だなあ。「ホームアローン」の大ヒットでギャラが高騰したのはいいが、その金をめぐって両親が対立して離婚。10代の半ばでアル中。結婚するがすぐに離婚。最近、話題になったことといえばマイケル・ジャクソンの裁判での証人としての登場くらいか。
スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスはドラッグのやりすぎで死亡。
「コンタクト」でジョディ・フォスターの子供時代を演じたジェナ・マローン(Jena Malone)は、母親がギャラを浪費してしまうので、裁判沙汰になって母親がギャラを使えないようにした。親子関係は崩壊である。
日本にもケンちゃんシリーズの宮脇康之がいる。彼も大金を手にしたことがきっかけで両親が離婚。本人も天狗になっていたため関係者に厭われて仕事がなくなり、あげくの果てになぜか三原順子とうわさになったりもした。成人して以降はごく普通の会社の営業マンなどもやっていたらしい。
あと「子連れ狼」の大五郎こと西川和孝も、一時は市議会議員にまでなったが、その後殺人事件を起こして海外逃亡の果てに捕まって懲役。

ただ、何とか立ち直った人もいる。ドリュー・バリモアだ。「E.T.」で大ブレイクするも、9歳で飲酒。その後は10代前半にしてハードなドラッグ中毒。しかしリハビリをおこない見事に復帰。でも、こういう例は非常に少ないよな。

あと、そういえば上で触れたジョディ・フォスターも子役で大ブレイクしたくちだ。彼女の場合は、エール大学をきちんと卒業し、演技者としても順調ではあるが、人工授精で子供を作って産んだんだよなあ。ホモセクシャルだからなんだろうけども。まあ、これは別に悲惨な行く末というわけじゃなくて、ただあまり一般的ではないかもしれない、ってくらいだ。

オスメント君は、よくも悪くもえなりかずき的な安定感があったが、やはり米国芸能人。マリファナくらいはやってもしょうがないが18歳で飲酒運転の上、レンガ塀にぶつかるのはちょっとやり過ぎでは?