「命」の値段

「命」の値段―自殺から殺人、事故死、過労死まで‐死の経済学

「命」の値段―自殺から殺人、事故死、過労死まで‐死の経済学

会社の図書室から借りた本。とりあえず、適当に取って持って帰ってきたが、なかなか興味深くすぐに読めてしまう。
信楽鉄道事故中華航空機墜落、大韓航空機撃墜、ホテルニュージャパンなどの有名な事件における遺族に対する賠償額が記録されていて、意外なほど低額であることに驚きを感じる。
特にオウムの起こした事件なんて、法的に認められた1割も遺族や被害者には支払われていないようだ。
事実のみを記すだけではなく、司法の判断や法律のあり方に対する疑問も述べられており、思ったよりいい本だった。