廃墟となったフェスティバルゲート

動物園から出てバス停に向かって歩く。最寄は「動物園前」だ。フェスティバルゲートを通りぬけていく。しかし、このあたりは雰囲気がずいぶん変わった。私が大阪にやってきたころは、家族連れや女性が気軽に歩ける雰囲気ではなかった。通りの雰囲気が明るくなった。300億円以上の税金を投入して、大失敗に終わり10億円程度で売却されるフェスティバルゲートだが、通りの雰囲気を少し明るくする程度の効果はあったのかもしれない。雰囲気が暗くなってしまって困っている商店街の人々は、ぜひ大阪市役所を誘致して事業を委託してほしい。300億円ほど払えば、少しだけ雰囲気を明るくしてくれるだろう。(参考 http://osakadeep.info/5.shtm

大きなビルになった「づぼらや」の前を通り、フェスティバルゲートに着いた。地上をそのまま通り抜けられないので、エスカレーターを使おうとしたら、なんと停止中。川崎での足の親指カット事故を受けての過剰反応かもしれない。ベビーカーを担いだわれわれにとっては勘弁してほしい状態だ。階段を娘とベビーカーを担いで登る。

今シーズン中に、現在フェスティバルゲートを使っている店舗は立ち退き予定のはずだったが、モスバーガー大阪プロレスは元気に営業中だった。

なぜかJR側のエスカレーターは生きていたので、降りるのは楽だった。どうなっているのだろう。巨大な建物が死に絶えつつある状態は、異様な雰囲気だった。大阪プロレスの興行があるらしく、善良そうなファンが100人ほどいたので、ずいぶん緩和されていたが、そうでなかったら早足で通り抜けたくなるような状態だった。