播磨町交差点での流血事件

播磨町のバス停で降りて、クラス関連と関係があるとのうわさがあるスーパーで買い物をする。娘が「おっとっと」を離さないので、それだけ籠に入れず、単品でレジを通してもらう。アイスクリームと氷結、そして少しばかりのおつまみを買い込んで交差点を渡っていた。

そこで、道路の真ん中で自転車と女性のお年寄りが倒れているのを発見。最初に見た時は、もう一台自転車が絡んでいたような気がするが、いつの間にかその自転車消え、ヘッドフォンステレオのイヤフォンを耳にかけた若い女性が、声をかけて起こそうとしていた。思わずお年寄りの上に倒れていた自転車を持って支える。落ちていた「スーパー玉出」のビニール袋を拾った。起き上ったお年寄りの頭からかなり多量の出血があり、びっくりした。若い女性と顔を見合せてどうしようかと迷うが、私も情けないことに戸惑ってしまって声が出ない。とりあえず自転車を持って、車道から歩道へ移動する。お年寄りは若い女性が連れてきてくれた。周りにいた年配の女性がコーヨーに救急車を呼んでもらいに足早に入っていった。出血したお年寄りは頭の横を手で押さえているが、手の内側が見えたらかなり濃い色の血がべったりついている。本人は買物袋が気になるらしく、なかなかこちらの話が伝わらないが、ヨメが携帯電話を貸して家に電話させたり、とにかく座ったほうがいい、と言い続けてようやく財布だけ持ってコーヨー前のベンチに座ってもらった。出血しているので、貧血になってもう一度倒れて頭でも打ったら困ると思って必死だった。本人の言葉によると、前を若い男性の乗った自転車がすごい勢いで横切りその拍子に倒れたとのこと。その頃になると、青と白のストライプ柄の服を着た年配の女性がその場を仕切ってくれており最初に声をかけていた若い女性もその場から離れていった。私も気になっていた自分のアイスクリームを冷蔵庫に入れるため、ヨメだけをそこに残して娘を連れていったん家に戻ることにした。お年寄りのケガも気になるが、自分のアイスクリームも気になった。あくまで他人というのはそんなもの。

しばらくすると、救急車のサイレンが聴こえ、ほどなくヨメから電話があり帰るとのこと。私も娘を連れて再度出て行こうかと考えていたがやめにする。

ヨメによると次のような結果になったようだ。

  • 青と白のストライプ柄の服を着た女性はスーパーコーヨーの店長だったらしい。
  • ヨメが携帯電話を提供してお年寄りに電話させたお年寄りの夫は、歩いて自転車と買い物の袋を取りに来るので20分くらいかかるとのことだった。救急車が着いた時点ではまだ来ていなかった。そのため、お年寄りが買い物したスーパー玉出のビニール袋は、スーパーコーヨーの冷蔵庫におさまって、夫の到着を待つことになったらしい。
  • 救急隊員によると、交通事故としての取り扱いになるため警察を呼んだほうがよいとのことだった。誰も呼んでいなかったので、コーヨーで手配して警察も呼んだもよう。
  • 事故に関しては、相手と思われる若い男性はすでにその場にはおらず、お年寄り本人以外の目撃者は残っていなかった。私も事故自体は観ていないので役には立たない。
  • お年寄りは大量の出血をしているものの、救急車に乗り込むまで意識がはっきりしていた。