喫茶店に入ってみた

ヨメと一緒にムスメを保育所に迎えに行ったあと、家の近くにできた開店直後の喫茶店に家族で入ってみた。家族で喫茶店なんて滅多にないのだが「カフェ&パスタ」と書いてあったし、ヨメが食事を作るのが大変そうだったので入ったのだ。しかしこれが大失敗。入店したが、マスターはろくに挨拶もしない。店はつくりたてで有機溶剤の香りがほのかにする。こだわりのないインテリア。安っぽいテーブルに合ってない椅子。事務所並みの蛍光灯の明かり。整理できていないレジ裏が客席から丸見え。
バイトも接客らしい接客なし。それは慣れないバイトだったらしかたがない。とにかくマスターの態度がなってない。
パスタも、ほんとに単体。キャベツの切れはしもつかずに850円。しかもヨメが頼んだカルボナーラは、半熟卵が入ってなかった。これにはヨメが激怒。私には半熟卵の重要さがあんまりわからなかったが。
店の前には先着200名様粗品贈呈と書いてあったのに、店を出るときに何もくれなかった。品切れかと思っていたら、ヨメはしっかり見ていた。レジの横に積まれていたそうだ。しかし、あまりに安そうなほんとの粗品だったことと、店としての出来の悪さにキレていたために、ヨメはあえて指摘せずに出てきたらしい。
ヨメの怒りはおさまらず「あれなら西田辺駅前の『水車』のほうが何十倍もいい!」と断言していた。老舗の喫茶店と比べるのはかわいそうなのかもしれないが、それにしても久々にひどい店に出会って、人生を少し損した気持になった。でも、最近滅多にない、あまりにひどい店なので、それはそれで面白い経験だった。何があっても二度と行かないし。というか、二度行く暇もなくつぶれたりしてね。