白い巨塔

帰宅後、テレビを見ていたら地上波で白い巨塔が放送されていて今日で終わり。思わず観続けてしまう。やはりこれはすごい。演技がすごい。脚本もすごい。傑作だ。
そのまま食事を取らずに15時まで観続けてしまう。ヨメのお腹がぐうぐうなるので、さすがにこれ以上食事を先延ばしにできない。ちょうどそこで競馬番組で1時間中休みが入った。ヨメが100円割引券を使いたがっていた天下一品にラーメンを食べに行った。
食べ終わって帰宅。しばらくして白い巨塔の放送が再開。最後まで一気に観る。すごい。田宮次郎すごい。すごいしかない。あのまま自殺しちゃったわけだから、そういう意味でもすごい。もったいない。リメイクされた「白い巨塔」はこれに比べるとひどかった。西田敏行などがんばっていたが、脚本がひどかった。
たとえば、田宮版では、愛人である太地喜和子は田宮・財前・次郎が入院してから一度も会えずに終わってしまう。これが悲劇性をより増している。そして、財前が山本・里見・學への遺書に記した「バラ」に対する表現は、わかる相手にだけ太地喜和子への愛情と感謝の表現になっている…。こういう「大人の」表現が姿を消し、黒木瞳を財前夫人が呼んで会わせてやるなんて、わけのわからない描写を入れてしまう。改悪だろ。改悪。こんなのは。だめ。全然だめ。問題外。