メガネアイドル?「時東ぁみ」に疑問

メガネっ娘」の流れは、たぶん最近では Tommy february6 あたりからだと思う。その後、真鍋かおりが一枚のメガネ写真でブログのトラックバックを「日本一」にしたあたりで、これはイケる、と思った芸能関係者がいたのだろう。女性アイドルの中には柳の下のどじょうを狙い、自分のブログ(風オフィシャルページ)でメガネ姿を披露する者が続出。そしてとうとうメガネを売りにしたアイドル登場である。

この流れは決して不自然ではない。しかし、根本的な問題があるのだ。つまり、率直に言ってしまうと「時東ぁみ」さんは、メガネが似合ってないのだ。とにかくまったく似合っていない。これは、メガネ生活35年の私が言うのだから確かである。いや、ま、それは何の根拠にもならないだろうが。

なぜ似合っていないのか。私はたぶんこう思う。いわゆるメガネが似合うタイプというのは、顔の部品、目、鼻、口がどちらかというと小さめのような気がする。前述したTommy february6 も、真鍋かおりも、もともとの顔のつくりは派手でなく、どちらかというと地味めじゃないか。そういった顔立ちの人間がメガネをかけると、それがアクセントになって、魅力的に感じるんじゃないか。

そう仮定して、時東ぁみという娘さんの顔立ちを見ると、目も鼻も口もどちらかというと大きめである。鼻の幅が広めで口も大きい。たぶん顔が小さいからもあるんだろうけど。選んでいるメガネも、大き目のレンズで、縁が濃い目の色のものが多いように思う。って、そんなに観察したわけじゃないけど。そのため、顔全体がガチャガチャした印象になってしまい、くどく感じるのだ。

ウェブのデザインについて書いてあるものを読むと、デザインの際に気をつけなければならないのは、コンテンツとともにスペース、余白であり、間(ま)であることを示唆するものが多い。そこから類推すれば、顔の中の「間」が大目の Tommy february6 や真鍋かおりがメガネをかけると「間」が適正化されてバランスがよくなるんだろう。間が少なめの顔立ちなら、たとえば額を出すとか髪を短くして顔の印象をシンプルにしてからメガネをかけるなりしたほうがいいんじゃないかなあ。

ま、競争の激しい芸能界で、名前を売り出そうと思ったらいろんな手を使わなければならないだろうし、たしかにメガネアイドルとして売り出したからこそ、私も存在を知ったわけだから、決してマーケティング的に間違ってはいないだろうと思う。

しかし、似合ってないものは似合ってないので、今後うまく展開しないと、定着するのは難しいかもなあ、と夜中にこんなこと書いてる私って何者だろうか。明日は朝から広島出張なのに。