CSでエヴァンゲリオンの再放送を見ていて、他の話も見てみたくなったのだが、そのままアップされているサイトがあった。最近、人気が爆発している YouTube だ。
しかし、どう考えても不法にアップロードされているわけで...。
やはり、制限する方向に向かうようだ。
米動画サイトYouTubeが「10分間制限」、海賊行為撲滅の切り札になるか
これに対して、結構驚いたのは、Production IG の「BLOOD+」に関する対応だ。第一話と、テレビ放送の最新の回はネットで無料で見ることができるのだ。これには驚いた。
http://blood.aii.co.jp/index.html
そして、感心した。どうせテレビで無料で流しているのだから、ネットで流したって本質的には変わらない。むしろ、興味を持つ視聴者を捕まえて、DVDや関連製品の購買候補にしたほうが、商売的にもうまくいく、という前提の対応だろう。もちろん、この前提には大量の金額を比較的無条件に投資してくれるいわゆるアニメオタクの存在が重要だとは思う。
それにしても、コンテンツを隠すばかりでは最終的に誰も得をしない、という明白な事実を理解している分だけ、CCCDなんかを導入したようなレコード会社の人間に比べてはるかにもののわかった人間がいるということだろう。ま「攻殻機動隊」を作った会社だからなあ。ネットについてはもちろんよく知っているわけだし。当然と言えば当然かなあ。
あと、BLOOD+のコンテンツの魅力がもっと飛びぬけていれば、もっと殿様商売でもいいのかもしれない。たとえば、攻殻機動隊のテレビシリーズのように割高なDVDをバシバシ出すみたいな方法で簡単に投資を回収できれば。比較しちゃいかんとは思うが映画版の「BLOOD THE LAST VAMPIRE」に比べると、「BLOOD+」のレベルはストーリー、作画ともにかなりしんどい出来のような気がする。
