昨日夕方Ａ羽氏から助けを求める電話があった。電話越しにいろいろやってもらったが解決せず、今日会社に出かけることにした。9時半頃家を出て会社に着くと、Ａ羽さんはもう会社に来ていた。
現象は、Live Communications Server が起動時にエラーメッセージを表示して強制終了してしまう、というもの。
イベントビューワのエラーメッセージを確認すると「グローバルカタログサーバか、ドメインコントローラにアクセスできない」といった内容のものだった。
昨日、これを聞いたときにピンときたのだが、Ａ羽さんに操作を頼めるようなものじゃなかったので、自分で出社したのだ。
管理ツールの「Active Directoryサイトとサービス」で、4台あるドメインコントローラのそれぞれが「グローバルカタログサーバ」を兼任しているかどうかを確認。
連休中の停電に伴い電源をOFFされていた(!)二台以外のドメインコントローラはグローバルカタログサーバではなかった。つまり、ドメイン内にグローバルカタログサーバに一台もない状態になっていたのだ。
これはやばい。ということで、残っている二台をグローバルカタログサーバにして、しばらく様子を見る。この手の情報は、設定画面が閉じたとたんに反映すればわかりやすのだが、Windows の世界ではなぜか時間がかかることが多い。
5分くらい経ってから Live Communications Server が稼動しているサーバを再起動した。
しばらくしてサーバが起動した頃に Office Communicator による Live Communications Server への接続を試してもらう。
いけた！
やっぱりそうか。こんな当たり前のトラブルだったんだ。
自分がやったわけでないとは言え、状況を把握せずに唯一のグローバルカタログサーバを止めてしまうような迂闊な運用状況を謝っておいた。
