運転免許更新

午後、会社を早退して、運転免許の更新。阿倍野警察署まで自転車で行く。
前回行ったときはたいへん愛想の悪い美形女性警察官に応対してもらった。今回は少し年配の女性警察官がそこそこ親切に受付してくれた。更新申請用の書類と「急に意識を失ったことがありますか」などという物騒な質問ばかり並んだチェックシートを写真と一緒に提出する。これチェックする人いるのだろうか。さらに2,950円分の「証書」を買って一緒に渡す。2,250円が更新手数料で700円が多分安全協会に流れると思われる講習費用のようだ。以前は安全協会に払ったような気がするが、今のご時世安全協会で徴収するとまずいので、警察の窓口でどさくさにまぎれて両方取るようになったのじゃないかな。

簡単な視力検査をその場所でおこなって手続き完了。このあとは二つの選択肢がある。

  • 免許書を郵送してもらう。
  • 平日の昼間に交通の不便なところに出かけて1時間の講習を受けてその場で免許を受け取る。

免許書を郵送してもらう場合は、安全協会に行って書留代金800円払って、その場で30分ビデオを観たら全て完了。どう考えても手間が違う。よっぽど暇じゃなきゃ、もう一回会社を休んで免許更新の講習など受けないよな。
「郵送にしますか?」と言うとき声が小さくなって受付の警察官が目を伏せるのがわかった。やっぱり少しは心苦しく思ってるのかな。

安全協会は改装して雰囲気がかわっていた。以前入り口の横から奥に向かって長いカウンターがあり、3人の協会職員が座っていたが、カウンターが奥にひっこみ、ビデオ視聴コーナーが入り口横になっている。カウンターの受付には一人しかいない。何をしてるかわからない職員が皆の見えるところにいるとまずいということで2階に引き上げたのじゃないか。スキンヘッドの愛想のいいオヤジさんが応対してくれる。えらく丁寧だ。前回来たときは、まだ、どこか偉そうな物言いのおっさんだったが、そのような雰囲気が少しもない。今の時代役人や役人の天下りには、徐々に厳しくなってるから当然だろう。従来が甘すぎたというほうが正しいか。
30分間ビデオ観たら、もういいですよ、と声をかけられて講習終了。天皇即位の礼なみに「形式的」な講習だ。
安全協会を出るとすがすがしい空が広がっていた。